【囲碁の鉄人】開幕!
2016年2月19日(金)、囲碁サロン渋谷にて、
新企画【囲碁の鉄人】〜100万円バトル〜が開幕しました!
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当企画は囲碁サロン渋谷の席亭である、牛山氏の寄贈による賞金総額100万円をかけた、1年間を通じて行われる団体戦。
その熱い戦いに挑戦するのは、
井場悠史・村上深・谷口洋平・関翔一・福岡明日翔のトップアマ5名によって構成される
【囲碁の鉄人チーム】。
対するは武宮陽光六段が監督を務める【武宮陽光のお弟子さんチーム15名】。
2月19日(金)にその初戦が開幕しました!
勝負するのは、鉄人チーム主将”新たな伝説” 井場悠史 VS 富岡六段
開幕にあたって、囲碁サロン渋谷の席亭・牛山氏より、開幕の挨拶がありました。
1年間を通じた団体戦の第1戦ということで、会場はピリピリとした空気に包まれて行きます。
今回使用するのは、囲碁界でもまだ試みがなかった15路盤。
【武宮陽光プロのお弟子さんチーム】が2子を置いてのハンデとなります。
どういった展開になるのか、まったく予想できない中、
富岡六段はある作戦に出ます・・・。
【真似碁作戦】
張りつめた緊張感の中で行われた対局がこちら
(黒:富岡六段、白:井場)
棋譜を見ていただければ分かりますが、
今回の棋力差がある中で、富岡六段が持ち出した作戦は、
【真似碁作戦】。
井場が全力を出して考え抜いた一手と同じように打つことによって、形勢に差が出ることを防ぎにきました。
途中から真似碁だと気付いた会場は大盛り上がり!
誰もが予想していなかった作戦だったので、この後一体どうなるのか予想がつきません。
しかしシチョウが絡んだ状況や、なんと真似碁の対策も考えていたという井場によって、
形勢はずるずると白優勢になります。
【井場鉄人の勝利!】
そして結果は井場鉄人の勝利!
(113手まで白番中押し勝ち)
対局が終わった瞬間に会場は盛大な拍手に包まれました。
長い緊張感がとけ、さっきまでとは打って変わり、会場は温かい空気に包まれました。
井場による検討も行われ、実は黒の富岡六段にもチャンスがあったことを伝えます。
15路盤は19路盤よりも小さくなりますから、一手一手の重みが変わってくるんですね。
今回も、展開によっては白が危なかったとのことでしたので、これからますます熱戦が期待されますね!
これで鉄人チームが初戦を勝利を飾りました。
年間を通して50局行われますが、まずは鉄人チームの1勝です。
局後の感想
井場
「第一戦でしたが、勝ててほっとしました!」
富岡
「真似碁はやめた方が良いです(笑)」
お二人ともお疲れ様でした!
これからの展開もぜひご注目ください!